Thursday, March 28, 2019 9:12 AM
三菱日立パワーシステムズ、米国で新会社設立
米国三菱日立パワーシステムズ(Mitsubishi Hitachi Power Systems Americas=米国MHPS)は、再生可能エネルギー製品を提供する新会社オリデン(Oriden)を立ち上げた。
新会社の名称は「Origin」と「電気」の組み合わせで、拠点はペンシルベニア州ピッツバーグ。MHPSの再生可能エネルギー製品をすべて利用しながら独立企業として運営し、米国市場のニーズに柔軟に対応する。顧客の必要に応じて施設の開発や許可取得、建設、資金調達、資産管理といったサービスを提供する。
オリデンは当面、太陽光発電と蓄電を組み合わせた分散型施設の開発に重点を置く。地域社会向け共用型の施設や、商工業顧客向けのビハインド・ザ・メーター施設、送配電を目的としたフロント・オブ・ザ・メーターの施設を手がける計画だ。
米国MHPSのポール・ブラウニング社長兼CEOは声明で「MHPSはこれまで、メーカーとして電力・ガス会社や事業開発業者、独立発電事業会社と協力し、中央集中型の発電施設開発を提供してきた。オリデンの設立によって、商工業市場に向けて再生可能エネルギーのソリューションを提供できるようになる」と述べた。
オリデンは、特定企業のハードウェアやソフトウェアに限定されず、末端利用者にとって最も魅力的な製品を提供していく計画だ。