Monday, May 13, 2019 10:00 AM

GM、ミズーリ工場に10億ドル投資検討

 GMが、ミズーリ州にあるバンとトラックの組立工場に10億ドルの投資を検討していることが分かった。マイク・パーソン同州知事が地元紙セントルイス・ポストディスパッチに語った。

 ロイター通信によると、GMは州当局との非公開の会議で、投資と雇用の拡大計画を説明した。投資の対象はウェンツビル工場で、中型ピックアップ・トラックの「シボレー・コロラド」および「GMCキャニオン」、バン「シボレー・エクスプレス・カーゴ」、フルサイズ・バン「GMCサバナ」を製造している。

 事業拡張には議会承認が必要で、GMは州に対して事業拡張に伴う優遇措置を要求している。

 ボブ・オンダー州上院議員はGMの計画を賞賛した。

 GMに関しては、中型ピックアップ「キャニオン」と「コロラド」のシャシーをベースに新しい中型のボディオンフレームSUVを製造するという推測が以前からある。 オートモーティブ・ニュースは16年、GMがフィアット・クライスラーのジープ・ブランドと対抗する計画を検討中と報じていた。

 GMは18年11月、北米の5工場を休止し、最大1万5000人を削減する計画を発表し、ワシントンから批判を浴びた。これを受けて同社はいくつかの国内投資計画を発表している。