Thursday, May 30, 2019 9:50 AM

パナ、小型商用EV開発へ〜トロポスと共同で

 自動車用バッテリー大手のパナソニックは、シリコンバレー拠点の小型電気自動車(EV)メーカー、トロポス・モーターズ(Tropos Motors)と共同で、先進的な通信接続性、効率性、車両性能を備えた小型商用EVを開発すると発表した。

 エレクトリック・カーズ・リポートによると、小型商用車は、企業や政府向けフリート車両として2番目に多いタイプ。パナソニックは商用車を用途に応じてできるだけ小型にする「ライトサイジング(right-sizing)」のトレンドに注目しており、特に低速の電動商用車(eCUV)はフリート所有者にとって購入および運用・保守コストの節約という利点があると考えている。

 トロポスはEV技術開発の新興企業で、優れた積載能力とけん引能力を持ち、多用途に使えて環境への影響が少ない小型電動トラックのプラットフォーム「ABLE(エイブル)」を開発した。緊急サービスから産業施設、農業、貨物のラストマイル配送までさまざまな用途に適している。