Monday, October 07, 2019 10:18 AM

5Gで交差点の安全を高める〜トムトムとベライゾンが協力

 オランダの位置情報サービス大手トムトムと米通信大手ベライゾンは、緊急車両のための交差点の安全確保に焦点を当てた共同の第5世代(5G)移動通信プロジェクトを発表した。

 オートノマス・ビークル・テクノロジーによると、両社は5G通信網とつながる車、交通信号、カメラが交差点でいかに歩行者の安全性を高め、事故を回避できるかを研究する。今回のプロジェクトは、トムトムの高精細(HD)地図作成技術「トムトムHDマップス」と、ほぼリアルタイムの運動学的データ収集およびベライゾンの5G超広域ネットワークを使って、交差点を3D(3次元)でリアルタイムに視覚化し、そこにある物すべての位置情報を高い信頼性と精度で救急車と共有することが目的。

 ベライゾン・ロケーション・テクノロジーのジェフ・フランツ氏は「今回の協力は、ベライゾン5Gネットワークの威力と広大な帯域幅、超高速、超低レイテンシー(通信遅延)といった特性を活用することで、あらゆる人にとってより安全な交差点を実現する次世代サービスに役立つ」と述べた。