Wednesday, November 20, 2019 8:35 AM

ホンダ、自動運転コンソーシアムに加盟

 ホンダは、自動運転車(AV)の安全基準づくりを目的とする業界連合「オートノマス・ビークル・セーフティ・コンソーシアム(AVSC)」に加盟した。

 同社によると、AVSCは、AVの安全性確立に特化したコンソーシアムで、4月にフォード、GM、トヨタがSAEインターナショナル(国際自動車技術者協会)とともに設立した。

 AVSCは、レベル4および5の高度自動運転機能を備えた車のテスト、基礎段階の共同開発、普及の促進に取り組んでおり、AVの安全原則の確立を目指している。自動運転技術の開発企業とメーカー向けに、データの共有、車両と他の道路利用者との情報交換、安全テストのガイドライン作成といった分野を重点とする優先事項のロードマップ(計画案)を作成する。初期メンバーのほか、AVSCにはダイムラー、ウーバー、リフトも加盟している。

 ホンダは、自動運転技術の開発でGMのAV開発部門クルーズと協力しており、2018年10月には向こう12年間に7億5000万ドルの株式投資を含む計27億5000万ドルをクルーズに投資することに合意している。

 ホンダは20年末までにレベル3、25年までにレベル4の自動運転車を開発することを目指しており、AVSCへの加盟は安全面への取り組みに役立つと考えられる。