Friday, January 10, 2020 8:34 AM

サーコス・ロボティクス、デルタ航空と提携

 デルタ航空と外骨格ロボット開発のサーコス・ロボティクス(Sarcos Robotics)は7日、ラスベガスで開幕したCESで、作業員の能力を強化しながら安全性を高める目的で開発された高性能外骨格の試作品を披露した。

 サーコスは、すでに「サーコス・ガーディアンXO」という全身外骨格製品を開発している。同製品は強力な電池を電源に、作業員の力を増幅しながらけがを防止する。最大200ポンドまでの荷物の持ち運びを8時間繰り返せる。装着した作業員は、けがや体の故障、疲れを心配せずに力仕事を継続できる。

 ビジネスワイヤーによると、デルタ航空は、空港での荷物や貨物の取り扱いにガーディアンXOを採用することで、作業員のけがや疲労を防ぎながら、荷物の取扱量を大幅に増やしたい考えだ(空港顧客サービスおよび貨物担当のギャレス・ジョイス上席副社長)。

 デルタは、サーコスが初めて直接協力する大企業。デルタの空港顧客サービスや貨物担当者らは、2019年11月にサーコス本社(ソルトレイクシティー)を訪問し、ガーディアンを空港の作業で使う可能性を協議していた。