Tuesday, April 14, 2020 10:10 AM

トランザテル、つながる車向け通信接続方式を発表

 フランスのMVNE/IoT移動通信事業者トランザテル(Transatel)は、自動車業界用に設計された国際的なセルラー通信プラットフォーム「IoV Connect」を発表した。サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)として提供する。

 同社のプレスリリースによると、このプラットフォームは、ホスト無線ネットワークの追加、削除、変更がネットワークレベルでプログラムされる「NMOセレクション」機能を持ち、それらが瞬時に実行されるため、SIMプロファイルの無線更新(OTAアップデイト)は必要ない。

 他の方式と違うのはエンドユーザーの管理で、価格設定、マーケティング、課金、顧客体験、顧客ケア、規制順守といったすべての側面を取り扱うためのツールや深い理解、専門知識を提供する。

 ベルトラン・サロモン共同CEOは「IoV Connectは、どんなに複雑な国際的コネクテッドカー・プロジェクトでも、明確な実績マイルストーンと有益な結果を出す管理可能な事業に変えることができる。当社のつながる車向けプラットフォームは、業界固有の完全に管理された最も安全な選択肢で、自動車メーカー自身がライセンスを持つ通信オペレーターになる準備が整うまでは、最も拡張性があり費用対効果の高いビジネスモデル」と話している。

 トランザテルの過半数株式はNTTが所有している。世界でMVNO(仮想移動体通信事業者) の支援事業などを手掛けるトランザテルは現在、ジャガーランドローバーの顧客向けに車載Wi-Fiとインフォテインメント・サービス、フィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)向けにユニバーサル4G接続および管理プラットフォームを提供している。

https://www.transatel.com/press-releases/transatel-launches-iov-connect-a-next-generation-secured-and-global-connected-vehicle-platform/