Monday, June 27, 2016 11:10 AM
新パナマ運河が開通 船舶大型化に対応
太平洋と大西洋を結ぶ中米パナマの交通の要衝、パナマ運河で26日午後(日本時間27日朝)、船舶の大型化に対応するための新たな水門建設などの拡張工事の完了後、最初の船が通過した。開通式典でのあいさつで、パナマのバレラ大統領は「今日はパナマにとって歴史的な日となった」と祝った。
拡張により、これまで通れなかった大型船舶の9割以上が通航可能になり、世界の海運の流れを変えるとみられている。日本にとっても、東京電力福島第1原発事故を受け、火力発電の燃料として需要が増す液化天然ガス(LNG)の輸送日数の短縮などにつながる。
第1号船、中国国有の海運大手、中国遠洋運輸集団(コスコ・グループ)のコンテナ船は26日朝、大西洋側の新たな「アグアクララ水門」から運河に入った。同日午後4時すぎ、太平洋側の「ココリ水門」に到着し、汽笛を鳴らすと数万人の式典出席者から盛大な拍手と「ビバ(万歳)」の声が起きた。(共同)
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