Thursday, May 28, 2020 9:33 AM

司法省、マスク便乗値上げでNJ州の男を起訴

 司法省は26日、新型コロナウイルスのパンデミックに乗じ、医療従事者向けの高機能マスクを不当に高い価格でニューヨーク市に売り付けようとしたとして、ニュージャージー州の中古車販売業者の男を詐欺罪などで起訴した。

 ロイター通信によると、起訴されたのはロナルド・ロマノ被告(58)。3月下旬、自身が経営するPerformance Supplyを通じてNY市広域調達局に対し、工業・事務製品大手スリーエム(3M)製のN95規格防護マスク700万枚を約4500万ドルで販売しようとした。これは一般的な定価の約6倍に相当する。

 ロマノ被告は、3Mから販売を承認されたかのように記した文書も偽造したという。被告はまた、フロリダ州の緊急事態管理当局にも、メキシコ製の高機能マスク(N99規格)300万枚を定価の6倍以上の546万ドルで売りつけようとした。