Thursday, July 02, 2020 9:56 AM

3D印刷した植物由来のステーキ発売へ

 世界で急成長する代替肉市場に、また新規参入企業が表れた。イスラエルの新興企業リディファイン・ミート(Redefine Meat)は、3Dプリンターで作る植物由来の代替ステーキ肉「Alt-Steak(アルトステイク)」を2020年内に発売する。

 ロイター通信によると、動物愛護や環境保護意識の高まりを受けて、近年は代替肉の人気が高まっており、市場で先行するビヨンド・ミート、インポッシブル・フーズ、ネスレなどが売り上げを伸ばしている。リディファイン・ミートは20年、まず高級レストラン向けに「Alt-Steak」を販売して市場の可能性を探る。21年には肉の流通業者向けに代替肉の3Dプリンターも試験販売する予定だ。

 エシュカー・ベン・シトリットCEOは「動物の筋肉構造を模倣するには3Dプリンターが必要。来年発表する機械は、1時間に20キロ、最終的には数百キロを本物の肉より低コストで作れるようになる」と話している。