Tuesday, August 18, 2020 10:11 AM
カナダBC州、40年までに新車販売をEVのみに
カナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)州は、2040年までにすべての新車販売を完全電気自動車のみに切り替える計画を発表した。
同州政府によると、これは19年に州議会を通過したゼロエミッション車(ZEV)法に従った動き。カナダ政府のブルース・ラルストン・エネルギー・鉱山・石油資源大臣は「BC州民は電気自動車を運転し、大気汚染を減らし、燃料コストを節約することに熱心だ。ただ価格と入手しにくさが障壁になっている可能性がある。われわれは今、BCで販売される新車が今後20年足らずですべてクリーンなゼロエミッション車になることに一歩近づいた」と述べた。
BC州のZEV法は、ライトデューティー車とトラックの新車に適用され、 ZEVには完全EV、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)、水素燃料電池車(FCV)が含まれる。同法によると、自動車メーカーは25年までに州内で販売するライトデューティ車およびトラックの新車の10%、30年までに30%をZEVにし、40年までには100%にすることを義務付けている。
カナダ政府は、「CEVforBC」リベート制度の施行に向けてさらに1000万カナダドル(740万米ドル)を投じる予定で、20年度の予算ではEVをより手頃な価格にするための購入時点リベートに対する2000万カナダドルの追加支出を組んでいる。
BC州では、19年と20年上半期のライトデューティー車のEV販売比率は9%で、カナダでは最も高い。
https://news.gov.bc.ca/releases/2020EMPR0031-001416