Monday, October 05, 2020 10:07 AM

ドライブスルーの動き鈍る〜コロナ対策やスタッフ不足で

 米国の主要ファストフード・チェーンで、新型コロナウイルス関連の安全対策やスタッフの離職率増加などによって1回のドライブスルー・サービスに要する時間が平均29.8秒遅くなったという報告書を、市場調査シーレベルHX(SeeLevel HX)が発表した。

 ロイター通信によると、主要なファストフード店は2020年、ドライブスルーの遅延によって2000店当たりの売り上げを6400万ドル落とす可能性があるという。

 シーレベルの調査は、6月の最終週から8月の第1週までに主要10ブランドのドライブスルーを1490回訪れて実施した。前年より速かったのはマクドナルド、KFC、タコベルの3社だけで、いずれもメニューを簡素化していた。最も速かったのはKFCで、車列に並んでから注文した物を受け取って店を離れるまでの時間が283.3秒(5分弱)だった。KFCは、ハーディーズと並んでドライブスルーを利用する車の台数が平均1.5台と最も少なかった。