Tuesday, November 10, 2020 9:07 AM

ヴァージン・ハイパーループ、ネバダで初の有人実験に成功

 真空チューブの中を列車が超高速で走る輸送システム(ハイパーループ)を開発するヴァージン・ハイパーループ(Virgin Hyperloop、カリフォルニア州)は8日、ネバダ州ラスベガスにある試験施設で、世界初の有人走行実験に成功したと発表した。

 ロイター通信によると、人と貨物の輸送改革を目指す同社にとって今回の実験は重要で、同社最高技術責任者(CTO)のジョシュ・ジーゲル氏と乗客体験担当ディレクターのサラ・ルチアン氏が乗り込んだポッド(カプセルのような乗り物)は、時速107マイル(172キロ)に達した。

 ヴァージン・ハイパーループの会長で、DPワールドのグループ会長兼CEOでもあるスルタン・アーメッド・ビン・スレイヤム氏は「目の前で歴史が作られるのを見た」と喜びを表した。