Tuesday, November 24, 2020 9:16 AM

ウーバー、AV開発で他社との提携検討

 配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、自動運転車(AV)開発部門アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)部門について、他社との提携を検討している。

 ロイター通信によると、ウーバーのダラ・コスロジャヒCEOは先週、RBCキャピタル・マーケッツが主催した会議で同社がATG部門の売却を検討していると伝えた最近の報道について尋ねられ、「一定期間、他の自動運転プロバイダーと提携するというのがわれわれの考え方」と答えた。

 CEOによると、ウーバーはAV開発に多額をつぎ込んでいる競合他社に大規模な顧客ベースや、配車サービス事業が生み出した収益性の高い運行ルートに関するデータを提供できるという。

 報道では、ウーバーがAV開発新興企業オーロラ・イノベーション(Aurora Innovation)にATG部門を売却する協議を進めていると伝えられたが、コスロジャヒ氏は直接その内容には触れず、オープンネットワークを構築して社内外の両方からATGに資金を供給することを検討していると説明した。

 コスロジャヒ氏は5月、ウーバーは競合他社の技術を使うことにオープンだとも語っている。ATGにはトヨタやソフトバンクグループなどの外部投資家が約10億ドルを出資しており、時価総額は72億5000万ドルと評価されている。

 コスロジャヒ氏は、人間の監視を必要としない完全AVの実現は10〜15年先で、その進行状況は地域の規制によって変わってくると見ている。

https://www.reuters.com/article/us-uber-autonomous/uber-looks-to-partner-with-other-self-driving-companies-ceo-idUSKBN27Y2OZ