Friday, October 14, 2016 10:03 AM

アマゾン、12万人を臨時採用〜歳末商戦ますます忙しく

 オンライン小売り大手アマゾン(Amazon.com)は、歳末商戦に向け国内で12万人以上の臨時従業員を採用する。前年を20%上回る増員規模で、小売業界でのアマゾンの勢力拡大を反映した形だ。

 ロイター通信によると、メイシーズやターゲット、コールといった実店舗主体の小売り大手は対照的に、臨時採用の規模を削減するか前年並みに抑える計画だ。

 アマゾンによると、前年は歳末商戦後に1万4000人以上の臨時従業員が正規の従業員に昇格したが、今年はその数が前年を上回る見通し。

 全米小売業協会(NRF)はこのほど、歳末商戦の売上高は前年比3.6%増、うちオンライン販売は7〜10%増加するとの予測を公表した。

 アマゾンなどオンライン小売市場の拡大は、価格競争力や買い物の便利さで後れを取っている既存の小売りチェーンにとって最大の脅威となっている。