Monday, March 01, 2021 9:20 AM

8州知事、大統領に連名書簡〜車載半導体不足への対処要請

 自動車産業が盛んな国内8州の知事が2月26日、バイデン大統領に超党派の連名書簡を送り、車載用半導体の世界的な不足に対処するため半導体企業にもっと強く増産を促すよう要請した。

 ロイター通信によると、ミシガン、インディアナ、オハイオ、ケンタッキー、カンザス、サウスカロライナ、アラバマ、ミズーリ各州の知事は連名書簡で、半導体や材料のシリコンウエハー企業が生産拡大や「現在の生産分の一部を一時的に車載半導体向けウエハーに振り向ける」よう、外国政府とともに米政府が対応するよう求めている。

 各州の知事に書簡への署名を呼びかけたミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事(民主)は「半導体不足によって危機にさらされている自動車サプライチェーン(供給網)のあらゆるところで雇用を守るため、力の及ぶ範囲で手段を尽くす」よう、大統領に求めていると述べた。

 ホワイトハウスはすぐにはコメントしなかったが、自動車メーカーの幹部らは24日にホワイトハウス当局者と会い、問題について話し合った。 議員らもホワイトハウスに半導体部品メーカーへの圧力強化を促している。