Wednesday, March 03, 2021 9:22 AM

GM、トヨタはマスク外さず〜テキサス州拠点、規制解除でも

 テキサス州で2日、住民へのマスク着用義務付けが終了したが、ゼネラル・モーターズ(GM)とトヨタ自動車は、次週から州内の事業所が本格的に再稼働しても社員にマスク着用を続けさせると発表した。

 ロイター通信によると、同州に米国本社と工場を置くトヨタは、グレッグ・アボット知事が発表したマスク着用義務付けの終了を検討しつつも、すぐに変更することは考えていないと表明した。

 知事が発した命令は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗の入店規制を解除し、10日から通常通りの営業を認めるという内容。全州民を対象とするマスク着用の義務付けも解除し、地域の司法当局がマスク非着用に罰則を科すことも禁じた。

 トヨタ広報のスコット・バジン氏は「当社に変化はない。それが当面の理解だ」と語った。

サンアントニオにあるトヨタ工場では、フルサイズのピックアップ・トラックを製造している。州内の従業員は約7000人、そのうち4400人はプレイノーの本社に勤務する。

 同州で約1万3500人の従業員を抱えるGMも、従業員のマスク着用に関しては現行の規則を維持する。広報のパトリック・モリッシー氏は「私たちはコロナ関連の安全対策を継続する。確実に従業員を保護し続けるためだ」と述べた。