Tuesday, March 09, 2021 9:20 AM
ネクスティア、EV向けにドライブライン製品拡大
ステアリング装置やモーション制御システムを手がけるネスクティア・オートモーティブ(Nexteer Automotive、ミシガン州)は、新しいドライブシャフト技術を使ってドライブライン(駆動力をタイヤに伝達する機構)の品ぞろえを拡大した。新しい製品は電気自動車(EV)に特有のニーズを満たすように調整されている。
同社の新しいドライブシャフト技術は、耐久性や効率を高め、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)を最大限制御してEVの課題に対応している。またEVの走行距離延長に欠かせない軽量化も実現している。
EVの構造は内燃エンジン車両と違い、前輪駆動(FWD)ではフロントアクスル、後輪駆動(RWD)ではリアアクスル、全輪駆動(AWD)ではその両方に統合された電気駆動ユニット(EDU)を利用する。内燃エンジン車ではさまざまなドライブライン技術が使われたが、EVはEDUからホイールへのトルク(駆動力)伝達にドライブシャフトを使う。
ネクスティアのロビン・ミラベック最高技術責任者(CTO)兼最高戦略責任者(CSO)は「当社のドライブシャフト技術は、EVの駆動ユニットからホイールへの動力伝達および制御に不可欠で、滑らかな乗り心地を提供し、コントロールを強化して搭乗者への影響を抑える」と話している。
https://www.nexteer.com/release/nexteer-expands-driveline-portfolio-for-electric-vehicles/