Wednesday, March 31, 2021 10:13 AM

電池供給の制約で量産化遅れる〜テスラの電動トラックでCEO

 電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOは30日、ツイッター投稿で、長距離用大型電動トラック「セミ(Semi)」の量産化が遅れているのはバッテリー供給の制約が原因だと明かした。この結果同日のテスラ株価は2%近く下がった。

 ロイター通信によると、マスク氏は「需要に問題はないが、短期的な電池供給の状況からセミの生産拡大は難しい。この制約は来年になればさほど負担でなくなるだろう」と述べた。

 同氏はこの日、テスラがリース・物流サービスのMHXリーシング(カリフォルニア州)からセミ10台を受注したとの報道に触れたツイッター投稿に応えて発言した。

 同氏が2017年にセミのプロトタイプを公表した時、19年までに生産を開始すると宣言したが、その後生産開始と納車時期の見込みを21年に延ばした。

 さらに先週、マスク氏は供給面の渋滞問題を理由に量産化が22年までずれ込むことをうかがわせた。