Tuesday, June 08, 2021 10:11 AM
ボルグワーナー、現代の新型EVにパワートレイン供給へ
自動車部品およびシステム大手ボルグワーナー(BorgWarner、ミシガン州)は、現代自動車グループに新型のインテグレーテッド・ドライブ・モジュール(iDM)を供給する。
オートモーティブ・ニュースによると、ボルグワーナーの新モジュール「iDM146」は、電気モーター、ギアボックスおよび統合されたパワーエレクトロニクスとともに、現代の新しいAセグメント電気自動車(EV)モデルに搭載される。車両の生産は2023年半ばに始まる予定。
ボルグワーナー・パワードライブ・システムズ部門のステファン・デメール社長兼ゼネラルマネジャーによると、これは同社がデルファイ・テクノロジーズ買収後に両者の技術を組み合わせて開発した最初のiDM製品。システムには高電圧ヘアピン技術が組み込まれ、電圧400ボルト(V)で動作し、ピーク出力は135キロワット(kW)で、滑らかで静かな動作を実現する。
ボルグワーナーは、内燃エンジンからEVへの移行を目指して20年10月、パワートレインおよびアフターマーケット部品大手のデルファイを推定32億ドルで買収した。21年初めにはドイツのリチウムイオン電池製造大手アカソル(Akasol)も買収して、電動推進機関事業を強化している。さらに3月、30年までにEV関連の売上高構成比を45%に拡大し、内燃機関事業は40億ドル以上削減する計画を発表した。
自動車メーカーの多くは意欲的なEV生産計画を発表しており、部品会社はメーカーのニーズに対応しようと努めている。25年までにEV関連で220億ドルの投資を計画しているフォードは20年、ボルグワーナーから新しい完全電動の「マスタング・マッハE」用に統合ドライブ・モジュールを購入すると発表した。
https://www.autonews.com/automakers-suppliers/borgwarner-wins-hyundai-contract-power-electric-system