Monday, June 14, 2021 9:45 AM

ルノー、北仏に欧州最大のEV生産施設構築へ

 ルノー・グループ(デメオCEO)は、フランス北部の3工場を再編し、欧州最大の電気自動車(EV)生産施設「ルノー・エレクトリシティー(Renault ElectriCity)」を構築する計画を発表した。

 アセンブリー・マガジンによると、新施設は年間40万台のEVを生産できるようになる。3工場は乗用車、バン、EVのコンポーネントを生産しており、ドゥエー工場は完全EV「メガーヌeVision」を、モブージュ工場は「カングー」バンを組み立てる予定。

 ルノーは3工場で約5000人を雇用しているが、EV拠点の立ち上げで、25年までに新たに700人を雇用するとしている。

 ルノーは競争の激しいEV市場で当初は先行していたが、現在は、VWに引き離されている。3工場の従業員集約に関して労組側の支持を得るため、労使交渉を行う。

 ルノーはサプライヤーにも、ベルギーと国境を接するフランス最北のオー・ド・フランス地域に工場立地を奨励する計画だ。