Thursday, July 01, 2021 9:37 AM

フォード、新型「ブロンコ」の工場出荷開始

 フォードはこのほど、25年ぶりの新モデルとなるSUV「ブロンコ」の生産と出荷をミシガン州の組み立て工場で開始した。当初は2020年春から生産を始める予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大でサプライチェーン(部品供給網)が寸断されたため、遅れていた。

 ロイター通信によると、米国とカナダの先行予約はすでに19万台を超えており、このうち12万5000台超が発注に切り替わった。ブロンコはステランティス(旧FCA US)のSUV「ジープ・ラングラー」を対抗モデルにしている。

 ブロンコは1966年から77年にかけて第1世代が製造され、需要の低下とともに96年で生産が終了したモデル。新モデルは第6世代に当たる。フォードは、新モデル生産のためミシガンの組み立て工場に7億5000万ドルを投資し、約2700人の雇用を追加したという。