Tuesday, July 13, 2021 10:11 AM

マグナ、社員教育で新制度〜業界変化への対応促す

 カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは、社会人教育サービス業者インストライド(InStride、カリフォルニア州)と提携して、条件を満たした社員に学士課程のコースを無料で提供するパイロットプログラム「Educational Pathways for Innovative Careers(EPIC)」を立ち上げる。

 オートモーティブ・ニュースによると、米国の社員は7月から利用できるようになる。このプログラムは、従業員が自動車業界の継続的な進歩に付いて行くのに必要な知識・技能を身につけられるコースを提供し、より高度な車両の設計や製造ができるようにする。

 マグナのアーロン・マッカーシー最高人事責任者は「モビリティー業界は急速に変化しており、新しい需要を満たすために必要とされるスキルも絶えず変化している。車両の変化に伴い、設計や製造の方法は劇的に変わって行くため、会社の競争力を維持するためには社員の知識を広めさせなければならない」と話している。

 マグナは、オートモーティブ・ニュースによる世界のサプライヤー上位100社(売上ベース)で第4位。20年度の自動車メーカー向け売上高は326億ドルだった。