Tuesday, July 20, 2021 9:53 AM

セプトン、デトロイトの自動車大手からライダー大口受注

 ライダー(光検知・測距)技術開発のセプトン(Cepton、カリフォルニア州)は、デトロイトの大手自動車メーカーから先進運転支援システム(ADAS)向けライダーの量産注文を獲得した。

 同社のプレスリリースによると、この自動車メーカーは複数のモデルの次世代ADASにセプトンのライダーを統合する予定で、2023年から消費者向け車両用にADAS向けライダー技術の導入を始める見通し。

 セプトンは、パートナーであり出資者でもある小糸製作所との提携を通じて今回の契約を獲得した。小糸には、独自のMMT(Micro Motion Technology)技術を使った「Vista-X90」ライダーを製造する非独占的実施権を与えている。

 セプトンのMMTライダーは、小型で消費電力が少ないため、車両統合では柔軟性が利き、フロントグリル、ヘッドランプ、ルーフ、フロントガラスの背後などさまざまな配置の選択肢を提供する。

 セプトンの共同創業者であるジュン・ペイCEOは「業界の国際リーダーの1つで、ADASと自動運転のパイオニアおよびリーダーとして認められている自動車メーカーと協力できることにわくわくしており、車の安全性と自律性に関する彼らの長期的ビジョンの実現を支援するために選ばれたことは光栄。また、小糸と協力し、同社の製造と品質のリーダーシップをこの画期的な量産プログラムに活用できることを喜ばしく思う。このプログラムは、将来のADAS用ライダーの採用基準になると確信する」と話している。

https://www.businesswire.com/news/home/20210713005461/en/Cepton-Secures-Industry’s-Largest-ADAS-Lidar-Series-Production-Win-with-Leading-Detroit-Based-Global-Automotive-OEM