Thursday, October 21, 2021 9:09 AM
アマゾンのAV部門、シアトルでも公道試験へ
アマゾン傘下となった自動運転車(AV)開発のズークス(Zoox、カリフォルニア州フォスターシティー)は、親会社の本拠地ワシントン州シアトルでもAVの公道試験を始める。
ブルームバーグ通信によると、ズークスは、シアトルには商業的立ち上げに重要なエンジニアが多く、冬に雨が多いという気候もAV技術の開発に役立つとみている。同社は現在、ネバダ州ラスベガス、サンフランシスコ、フォスターシティと比較的乾燥した地区で試験を行っており、2022年にはシアトルにもオフィスを開設する予定だ。
ズークスの共同創業者であるジェシー・レビンソン最高技術責任者(CTO)は「シアトルはまだAVエンジニアリングのホットスポットではないが、一般的にコンピューター学者が多い。天候もシアトルを選んだ大きな理由で、車を悪天候下でテストし、水がセンサーにどのように影響するかを確認する」と話している。
ズークスは現在、カリフォルニア州フリーモントの小規模な生産施設で、ハンドルやペダルがなく、2つの向かい合った座席に4人が乗れる配車サービス用の車両を組み立てている。これまで公道試験で使っているのは改造したトヨタ車だけで、いつ自社製のAVを配備するのか、いつ商用サービスを開始するか同社は明らかにしていない。
シアトルのテストでも、センサー技術と自動運転ソフトウェアを後付けしたトヨタのSUV「ハイランダー」を使う予定で、公道試験に必要な関連認可はすでに全て取得している。
https://www.autonews.com/mobility-report/why-zooxs-av-unit-expanding-testing-seattle