Monday, December 06, 2021 9:03 AM

ウェイモ、テキサスでUPS向けに自動運転トラック運行

 アルファベットの自動運転車部門ウェイモは、運輸大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)との提携を拡大し、年末商戦中に自動運転トラックを使ってテキサス州内の2つのUPS施設間で貨物輸送サービスを提供する。

 ロイター通信によると、ウェイモの宅配サービス部門ウェイモ・ビア(Waymo Via)とUPSは、2020年初めに自動運転ミニバンを使ってアリゾナ州のフェニックス都市圏とテンピの拠点との間で荷物を輸送した時から提携関係にある。

 テキサスでは数週間以内に試運転を開始し、ウェイモは第5世代「ウェイモ・ドライバー」技術を搭載した大型トラックで、UPSの北米航空貨物部門向けにダラス・フォートワースとヒューストンの施設間で貨物を輸送する。両社は、この試験は自動運転技術が安全性と効率に与える影響を評価するのに役立つと見ている。

 米国の配送業界では、取扱量が大幅に増加する重要な年末商戦期に向け臨時雇用の拡充を急いでいるが、ドライバーが不足しているためフェデックスなどの企業は打撃を受けている。