Thursday, December 09, 2021 9:09 AM

プラグ・ゼン、ベライゾンにEV充電器1万台供給へ

 非白人が所有する電気自動車(EV)充電技術の新興企業プラグ・ゼン(Plug Zen、ミシガン州デトロイト)は、必要なコンピューター用半導体が入手でき次第、通信サービス大手ベライゾンにレベル2のEV充電器を1万台供給する。これらの充電器は全米のベライゾン店舗で販売される予定。

 オートモーティブ・ニュースによると、プラグ・ゼンはロサンゼルス自動車ショーで拡張性のある充電ユニットを展示し、11月下旬にベライゾンと供給契約を締結した。ただし、半導体の供給量が不足しているため、充電器の生産開始は2022年4〜6月期以降になる可能性がある。

 プラグ・ゼンのクワベナ・ジョンソン社長は「当社は小さな新興企業で、半導体サプライヤーはフォードやGMなど大手の顧客を優先するだろう」と話している。

 同社の充電器「ゼン・ステーション」は、2つのプラグがついてコストは約800ドルになる見込み。主な利点は、ユニットの追加が簡単で、EVの普及に伴い、一度に最大10台の車両を充電できるよう拡張できること。集合住宅、職場、業務用車両管理者に最適で、プラグの代わりに非接触充電用マットを使うこともできる。