Thursday, December 16, 2021 8:56 AM

アップル、オフィス復帰を無期限で先送り

 IT大手アップルは15日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、オフィス復帰計画を無期限で先送りすると発表した。これまでは従業員のオフィス復帰を2022年2月1日に予定していたが、「未定」に変更した。

 ブルームバーグ通信によると、ティム・クックCEOが社員あてのメモを通じて明らかにした。アップルの広報担当者も同社の決定を認めた。

 アップルはオフィス復帰の時期を数回にわたって延期した後、数週間前に2月のオフィス再開を社員に伝えていた。日付を明確にせず職場復帰を先送りしたことに同社の苦悩がうかがえる。IT大手マイクロソフトも9月、職場復帰を無期限で先送りしている。

 クック氏はメモの中で「これはあなたがた社員と社員が暮らす地域社会の安全を保つための最善の方法です」と強調しながら、2回のワクチン接種と3回目のブースター接種を受けるよう強く推奨した。

 クック氏はまた、在宅勤務の支援として社員1人当たり1000ドルのボーナス提供を表明した。これには小売部門の社員も含まれる。

 アップルは14日、米国内全店舗で再び入店客のマスク着用を義務付けていた。