Tuesday, December 21, 2021 9:22 AM

ホンダ、オハイオで道路状態監視システム開発中

 ホンダの研究開発子会社ホンダ・リサーチ・インスティチュートUSA(HRI USA)は、安全走行を妨げる恐れがある道路の問題を検出するため、車載技術を活用して道路状況を評価する監視システムを開発している。

 HRI USAは現在、オハイオ州で実施中のパイロットプログラムで、衛星利用測位システム(GPS)やカメラなどの車載センサーを使って道路の状況を示すデータを同時進行で収集し、道路事業者と共有できるシステムを評価している。州運輸局とも協力し、2022年初めからはプログラムで使われたホンダ車からの道路状況データを提供して、州の道路維持管理業務の効率を高める予定。

 HRI USAはまた、ホンダとアキュラ車の先進運転支援システム(ADAS)の認識設定を調整し、必要に応じて車線表示が薄いことや修復が必要なことなどをドライバーに警告できるように、コネクテッドカーが匿名化データにアクセスする方法も研究している。