Wednesday, December 22, 2021 8:40 AM
トヨタ、セレンス・ブラウズで車内の検索体験を強化
トヨタ自動車は、車内のインターネット検索機能を強化するため、北米の車載マルチメディア・システムに人工知能（AI）を活用した車載ソフトウェア開発セレンス（Cerence、マサチューセッツ州）のクラウドベース・コンテントドメイン「Cerence Browse（セレンス・ブラウズ）」を搭載する。
セレンスのプレスリリースによると、これでトヨタとレクサス車のユーザーは、地理的情報や株式情報のほか、休日、通貨、政治などに関する一般的な情報やその時開催中の催しについて音声で質問できるようになる。
セレンスのステファン・オートマンズCEOは「セレンス・ブラウズは、質問に対して自動車メーカーが人間のような独自の応答を作成するのを支援するために構築された注目に値するディープ・リーズニング・ネットワーク技術。トヨタはこれを搭載することで、車内の音声アシスタントの全体的な使用量の増加のほか、ユーザーの運転への集中度や満足度の上昇が期待できる」と話している。
セレンス・ブラウズは、例えば「スペースニードル（シアトルの有名施設）について教えて」といった一般的な質問や、「スペースニードルの高さは?」といったより具体的な質問に対し、最良の回答を見つけるために機械読解AIを使ってリアルタイム情報を検索する。自動車メーカーで「セレンス・ブラウズ」を採用するのはトヨタが初めてで、2022年型「レクサスNX」および22年型「トヨタ・タンドラ」の購入者がこの機能を最初に体験することになる。
https://www.cerence.com/news-releases/news-release-details/toyota-motor-north-america-selects-cerence-browse-bring-search