Tuesday, March 08, 2022 5:58 AM

在宅勤務で職場恋愛が増加〜ズームで関係が緊密に?

 新型コロナウイルス禍によるロックダウン(都市封鎖)や在宅勤務の一般化で労働者の多くが頻繁に出勤しなくなり、同僚と直接顔を合わせる機会が減ったにもかかわらず、約2年が過ぎた現在、職場恋愛が増えていることが最新調査で分かった。

■数少ないつながり

 ウォールストリート・ジャーナルによると、人的資源管理協会(SHRM)が1月に実施した調査では、労働者の3分の1が「同僚と付き合っている」または「付き合ったことがある」と答え、2020年初めの約4分の1から増加した。

 人と人の出会いを研究しているスタンフォード大学の社会学者マイケル・ローゼンフェルド氏は「人々はパンデミックの間、独りでいたためにたくさんの孤独と少しの絶望を味わった。過去2年間のほとんど、実際に交流している数少ない人々の一人が同僚だった」と指摘する。

 多くの企業が今後数週間にオフィス勤務の再開を計画しており、労働者らは電話会議などで培った強いつながりや再び誰かと会うことの新鮮さなどから、同僚を以前とは違った目で見る可能性があり、職場恋愛ブームはこれからさらに盛り上がる可能性もある。