Friday, March 11, 2022 7:15 AM

GM、データ連動型の自動車保険販売へ

 ドライバーの運転データに基づいて料金が決まる自動車保険を、GMが一部の州で販売開始する。

 ロイター通信によると、GM子会社のテレマティクス・サービス運営オンスター(OnStar)社長、アンドリュー・ローズ氏は、オンスターと生保大手アメリカン・ファミリーはすでに、アリゾナ、イリノイ、ミシガン州当局にデータ連動型自動車保険プランの認可を申請していることを明らかにした。3月末までに認可が下りると見ている。

 GMが現在提供する自動車保険は、一部の運転動作や減速・加速を自動化する運転支援システムをドライバーが使うかどうかを考慮していない。今後は、ドライバーの目や頭の動きを監視する車載カメラを含むGMの運転支援システム「スーパー・クルーズ(Super Cruise)」が集めたデータが、保険料の設定で考慮される。ただし、ローズ氏はいつになるかは答えなかった。

 詳細なデータを保険と連動させるには、自動車メーカーは各州の保険監督当局の審査に合格する必要がある。民間団体の米道路安全保険協会(IIHS)によると、部分的な自動システムが運転をより安全にするという証拠はまだない。