Tuesday, July 19, 2022 6:53 AM

GMとパイロット、EV充電の全米ネットワーク構築へ

 ゼネラル・モーターズ(GM)とドライバー向けにトラベルセンター(給油、メンテナンス、飲食サービス拠点)を運営するパイロット・カンパニー(Pilot Company、テネシー州)は、全米に電気自動車(EV)充電ネットワークを構築し、各地のトラベルセンターに2000基の充電スタンドを設置する。高速道路の近くで簡単に充電できるようにし、EVの長距離移動をしやすくするのが目的。

 ロイター通信によると、両社の充電ステーションは「パイロット・フライングJ」と「アルティアム・チャージ360」の共同ブランドとしてEVゴー(EVgo、テキサス州)が運営し、最大500カ所のパイロットおよびフライングJ(パイロット傘下)のトラベルセンターで、すべてのEVブランド向けに提供する予定。

 パイロットのシャミーク・コナールCEOは「GMとパイロットは、民間投資と政府の補助金、電力会社の制度を組み合わせて、航続距離の不安を軽減し、長距離を移動するEVの充電器の需要に対応できるようにプログラムを設計した」と話している。

 運輸省は6月、50億ドルの政府プログラムの下で資金を提供するEV充電プロジェクトの最低基準と要件を各州に提案した。バイデン政権は、州は州間道路沿いの投資を優先し、州間道路に沿って50マイル間隔でEV充電インフラを設置し、高速道路から1マイル以内に位置することを望んでいる。GMとパイロットのプログラムも50マイル間隔の充電スタンド設置を目指しており、これはGMが以前発表したEV充電インフラへの約7億5000万ドルの投資の一部となる。