Thursday, November 03, 2022 7:04 AM

カヌー、オクラホマ州にEV用電池工場建設へ

 新興電気自動車(EV)メーカーのカヌー(Canoo、カリフォルニア州)は2日、オクラホマ州プライヤーに年間生産能力3200メガワット時(MWh)のEV用電池工場を建設すると発表した。

 ロイター通信によると、トニー・アキーラCEO兼会長は、プライヤー工場では独自開発の電池モジュール、電力管理システム、熱制御システムを製造すると説明した。州内グランド川ダム公社の水力発電を利用して電池モジュールを製造するEVメーカーは、カヌーが最初だという。

 同社の新工場は、工業団地ミッドアメリカ・インダストリアルパーク(MidAmerica Industrial Park)の一角に造られる。同じ工業団地には将来、塗装・板金・組立工場を兼ねた同社の「メガマイクロ(MegaMicro)」工場も造られる予定だ。

 カヌーは2021年、EV大手テスラの電池プロバイダーでもあるパナソニックを同社の電池セル製造業者にすると発表している。セルは電池の単体を意味し、セルの集合体をモジュールと呼ぶ。

 カヌーは9日に22年7〜9月期の決算発表を予定している。4〜6月期末時点で同社が利用可能な資本金は約2億5000万ドルだった。