Friday, November 18, 2022 5:57 AM

ビンファスト、米サブスクサービスにEV2500台供給へ

 ベトナムの自動車メーカー、ビンファスト(VinFast)は17日、米国のサブスクリプション(定額制)自動車利用サービスのオートノミー(Autonomy)に、これまでで最大の法人受注となる2500台以上の電気自動車(EV)を供給する契約を交わしたと発表した。

 ロイター通信によると、8月にガソリン車の生産を停止したビンファストは、米市場に参入する準備を進めており、12月にまず5000台の電動SUVを販売する予定だ。

 ビンファストとオートノミーは共同声明で「今後12カ月の間にオートノミーへの車両納入を始める」と説明した。オートノミーは8月、400台だけ発注していたという。

 オートノミーは、EVを販売またはリースするのでなく、定額利用サービスを提供する。現在はテスラ車を提供しており、今後はリビアン、起亜、メルセデスベンツ、ビンファストなど複数のブランドのモデルを追加する予定。

 ビンファストは現在、全世界で約6万5000台の予約注文を受けており、2026年までにEV販売台数は年間75万台に達すると見込んでいる。

 同社は3月、ノースカロライナ州にEV製造工場を建設する計画を発表した。当初は年間生産15万台を目指す。7月には、この事業のために複数の銀行から少なくとも40億ドルの資金を調達した。

 ビンファストは、18日から一般公開が始まるロサンゼルス自動車ショーで「VF6」と「VF7」という2つの新しいEVモデルを発表する。