Monday, December 05, 2022 5:59 AM

ボッシュとメルセデス、独空港で自動駐車ソフト展開へ

 自動車部品大手ボッシュとメルセデス・ベンツは、ドイツのシュツットガルト空港の駐車場で、事前に予約した場所に車を自動で入庫し、空港を出る際に再び自動で出庫させられる駐車ソフトウェアの使用認可を運輸当局から取得した。

 ロイター通信によると、このソフトは、駐車場に設置されたセンサーとの通信によって車が進路上の障害物を検知する機能を持つ。ただ、現在シュトゥットガルト空港内で使用が認められているのは、この技術に対応できる1つの駐車場だけだという。

 この機能は、2022年7月以降に生産された「Sクラス」または電気自動車(EV)セダンの旗艦モデル「EQS」の所有者に対して提供される予定。

 ボッシュとメルセデスは15年から完全自動運転による駐車技術の開発で協力しており、19年にメルセデス・ベンツ博物館の駐車場で自動バレーパーキング・システムの使用を開始する認可を得た。

 車の所有者は、アプリで事前に駐車区画を予約し、降車場で降りると車は自動でその区画まで移動する。帰りもアプリ経由で車を呼び出すことができる。

 ドイツでは21年7月、公共の決められた運転領域で、人が関与しないレベル4の自動運転を認める法律が成立している。