Tuesday, December 06, 2022 7:15 AM
ウーバーとオーロラ、テキサスの自動運転トラック運用を拡大
配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズと自動運転技術開発のオーロラ・イノベーション(Aurora Innovation、ペンシルベニア州)は、ホリデーシーズンに増加する配送需要に対応するため、テキサスで行なっている自動運転トラック(ドライバーが同乗)のパイロットプログラムを拡大する。
ロイター通信によると、オーロラはウーバーの物流事業ウーバー・フレイトを利用する業者の年末商戦用商品の出荷を支援するため、最近立ち上げたテキサス州フォートワース〜エルパソ間(600マイル)の商用ルートにこのパイロットプログラムを拡大する。ウーバー・フレイトは、商品の移動を必要とする荷主と活動が可能なトラックドライバーを結びつけるプラットフォームで、両社は約1年前にダラス〜ヒューストン間で商品を自動運転トラックで輸送するパイロットプログラムを立ち上げている。
オーロラの共同創業者スターリング・アンダーソン氏は「われわれは、あらゆる規模の運送会社が(商戦期に付き物の)サプライチェーンの圧力を軽減できるように、サブスクリプション(定額制)運送サービス『オーロラ・ホライズン』を構築している」と話している。
オーロラ・ホライズンはトラック専用の自動運転製品で、自動運転トラックによる商品の運搬は、トラックの稼働率を上げ、ターミナル間の輸送回数を増やせるため、未来の物流技術と見られている。米国ではトラック運転手は1日11時間以上の運転を禁じられている。
オーロラのパートナーにはフェデックスやトヨタ自動車も含まれ、オーロラは24年末に自動運転システム「オーロラ・ドライバー」の提供を予定している。