Thursday, March 09, 2023 6:07 AM

エコバット、米国にバッテリーリサイクル工場を新設

 エコバット(Ecobat、マーカス・ランドルフCEO)は、アリゾナ州カサグランデにリチウムイオン電池のリサイクル工場を新設すると発表した。新工場は、当初は年間1万トンのリサイクル材を生産し、リサイクルニーズの高まりに対応しながら生産能力を拡大する計画。工場は、2023年7〜9月期に操業を開始する。

 アリゾナ工場は、エコバットにとってドイツのヘットシュテット、フランスのバゾーシュ工場に続く3番目のリチウムイオン電池リサイクル施設となる。使用済みとなったリチウムイオン電池を、診断、選別、破砕、材料分離の工程を経て、貴重な材料を含んだ濃縮黒塊を生産する。

 エコバットは21年、鉛電池リサイクル事業で7000万個の自動車用電池をフルリサイクルした。