Monday, April 24, 2023 11:13 AM

ハーツ、アトランタにEV4000台を導入

 レンタカー大手ハーツ(本社フロリダ州)は、全米都市でレンタル用電気自動車(EV)の展開を促進するプログラム「ハーツ・エレクトリファイズ」に、新たにジョージア州アトランタを加えた。

 エレクトレックによると、ハーツはこれまでもアトランタに国内で3番目に多いEV車両を用意していたが、エレクトリファイズ事業によって一段と増えることになる。同社は今後、テスラ、ポールスター、ゼネラル・モーターズ(GM)製を含む最大4000台のEVレンタカーをアトランタに導入し、レジャーやビジネス客のほか、提携する配車サービス大手ウーバーのドライバー向けに提供する予定。

 ハーツはまた、ハートフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港近くのハーツ・ウーバー・レンタル&EVチャージング・ロケーションに最大8基の公共DC急速充電器導入を支援するため、英エネルギー大手BPと提携する予定。

 すでにデンバーとヒューストンでサービスを開始しているエレクトリファイズ事業は、国内都市にEVフリートを配備し、EV充電インフラの構築を支援している。

 同社は事業の一部として、サービスが不十分な地域にも電動化を拡大するため、地元団体と連携して教育や職業訓練の機会を提供している。アトランタの場合、アトランタ・カレッジ&キャリア・アカデミーにGMの「シボレー・ボルト」EVを寄贈し、EV関連の教育・訓練用教材を提供して同校の自動車整備課程にEV技術を組み込めるようにしている。