Monday, August 07, 2023 6:38 AM

JBハント、ニコラから電動トラック13台購入

 物流サービス大手JBハント・トランスポート・サービシズ(本社アーカンソー州)は、持続可能性への取り組みと炭素排出量の低減を目的に、電動トラック開発のニコラ(Nikola、アリゾナ州)からゼロエミッションのクラス8(大型)トラックを13台購入する。
 グリーンカー・コングレスによると、発注の内訳は電池式トラック10台と水素燃料電池トラック3台で、納車は2023年8月の予定。JBハントの主要ルートであるロサンゼルス地区やアリゾナ州フェニックスなどの施設に配置され、ニコラの水素部門HYLAが水素と燃料供給インフラを提供する。
 JBハントは22年11月、「二酸化炭素(CO2)排出量を34年までに(19年比で)32%削減する」という目標を掲げており、フリートへの代替エネルギー車導入は目標達成に向けた三つの重点分野の一つになっている。
 同社は、17年に完全電動のクラス8トラックを発注した企業の一つで、22年10〜12月期には自社初となるクラス8電動トラックの引き渡しを受け、23年には電気自動車を業務に取り入れ始めた。
 JBハントは、複合一貫輸送への転換によってもCO2削減に貢献しており、同社の複合一貫輸送サービスは、過去10年間にトラック輸送によるCO2排出量を3000万トン削減するのに役立ったと見られている。