Friday, October 06, 2023 7:21 AM
GMとステランティス、米燃費制裁金95億ドルに直面
バイデン大統領による2032年までの燃費基準引き上げ提案は、業界への制裁金が140億ドルになる。ロイターが報じた。
ロイター通信が入手したアメリカ自動車政策評議会の米エネルギー省(DOE)に宛てた書簡によると、提案されている企業平均燃費(CAFE)要件を満たさない場合に予想される罰金の規模は、米メーカーにとって「憂慮すべきもの」になる。
書簡によると、GMに65億ドル、ステランティスに30億ドル、フォードには約10億ドル、VWが10億ドル以上の罰金に直面する。
GM、ステランティス、フォードを代表するアメリカ自動車政策評議会は、エネルギー省に対し、米国の自動車メーカーにとって「不釣り合いなほど高いコンプライアンス・コスト」をもたらす「石油換算係数」の改定計画を再考するよう求めている。米国道路交通安全局(NHTSA)は7月、2032年までにCAFE基準を引き上げ、乗用車は年率2%、ピックアップトラックとSUVは年率4%、全車両平均で1ガロン当たり58マイルにすることを提案した。
デトロイトの自動車メーカー3社は、他の自動車メーカーが平均546ドル/台であるのに対し、1台あたり2151ドル/台ものコンプライアンス・コストに直面しており、この方針は「完全な電気自動車への移行に抵抗する自動車メーカーに最も報いることになる」と書簡は述べている。