Tuesday, March 12, 2024 7:16 AM

ウェイモ車両乗っ取りに失敗〜LA市警、男を逮捕

 運転席に誰も乗っていなくても、ロボタクシー(自動運転タクシー)は簡単に盗めないことがカリフォルニア州で証明された。

 オートモーティブ・ニュースによると、グーグル傘下の自動運転技術会社ウェイモはこのほど、ロサンゼルスのダウンタウンで停車したウェイモのロボタクシーに、降りる客と入れ替わるように男が無断で乗り込んできたため、警察に通報した。

 ロサンゼルス市警によると、この男は「ジャガーI-Pace」がベース車両のウェイモ車を乗っ取ろうとしたが、自分で操作できなかったという。ウェイモは「無許可の歩行者」と呼ぶこの男性を車載通信システムで即座に認知しており、車を動かせないようにする一方で通信システムを使って男に退出を命じたが、男が拒否したため警察に通報した。男は車内にとどまっていたところを駆けつけた警察官に発見され、逮捕された。乗客や車両の被害は報告されていない。

 ウェイモはこの事件の数日前、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)から、ロサンゼルス市の大部分で人を運ぶロボタクシーサービスを提供する認可を得たばかりだった。