Wednesday, April 10, 2024 7:13 AM

アーガス・サイバー・セキュリティ、自動車侵入テストラボを新設

 イスラエルの自動車サイバーセキュリティ大手、アーガス・サイバー・セキュリティ(Argus Cyber Security)は、デトロイトに新しい侵入テストラボを開設した。サイバーセキュリティ侵入に対するOEMやティア1サプライヤーからの需要の高まりに対応する。

 自動車がコネクテッド化し、ソフトウェアに依存するようになるにつれ、自動車メーカーはサイバー脅威からの対策を講じようとしている。アーガスは、車両やコンポーネントがISO 21434やUNR 155などの自動車サイバーセキュリティ規制や標準に適合していることを検証するため、侵入テスト(ペネトレーションテスト)を実施し、ソフトウェアやハードウェアの脆弱性を特定する。車載およびクラウドベースのサイバーセキュリティ技術(ECUレベルや車両レベルのペネトレーションテスト、コードレビュー、自動ファズテストパッケージなどモジュール式の自動車侵入テストサービス)で、車両部品群やネットワークの安全性を確かめるのが狙いだ。

 新しい侵入テストラボは、ハードウェアとソフトウェアコンポーネントのテストに必要なリソース、知識、テストインフラを提供している。ラボはすでに稼動しており、ヨーロッパ、日本、韓国にあるアーガスの既存の侵入テストラボで実証済みの手法とプロセスを活用している。