Monday, October 07, 2024 7:07 AM

ニューロ、自動運転プラットフォームをライセンス供与へ

 自動運転技術開発のニューロ(Nuro、カリフォルニア州マウンテンビュー)は、ビジネスモデルを大幅に拡大し、同社の先進的な自動運転プラットフォーム「Nuro Driver」を自動車メーカーや移動サービス業者にライセンス提供すると発表した。

 フューチャートランスポート・ニュースによると、これによって、レベル4までの自動運転をサポートできるニューロの人工知能(AI)搭載システムが、初めて商品配送車だけでなく乗用車にも利用できるようになる。ニューロはこの提供を通じて、輸送業界における自動運転技術の導入を加速させたい考え。

 「Nuro Driver」は、 エヌビディアの車載用半導体「DRIVE Thor」とアームのサーバー向けプロセサー「Neoverse」技術を搭載した最先端の自動運転システムで、高度な自動車用ハードウェアとAI主導の自動運転ソフトウェアを組み合わせて、特定の条件下で完全自動運転が可能なレベル4の自動運転を車両に提供する。

 ニューロは、AIの開発と検証をサポートするために設計された拡張可能な開発者ツール群「Nuro AI Platform」も提供しており、自動車メーカーやモビリティー・プラットフォームは柔軟な統合やカスタマイズが可能になる。

 自動運転プラットフォームを他社にライセンス供与する動きは、自動運転車(AV)分野における実績を基盤としており、ニューロの研究開発車両は累計で100万マイルを超える自動運転走行距離を記録し、過失事故はゼロを続けている。