Tuesday, July 01, 2025 6:59 AM

ウーバーとウェイモ、アトランタで一般向けロボタクシー始動

 提携関係を強化している配車サービス大手ウーバーとアルファベット傘下の自動運転技術開発ウェイモは、ジョージア州アトランタで一般向けロボタクシー(自動運転タクシー)サービスの提供を始めた。

 CNBCによると、ウーバーのアプリケーションを通じて利用できるウェイモのロボタクシーは、アトランタ周辺約65平方マイルを営業地域にする。ただし、現時点では高速道路の走行や空港への移動は行わない。使用する車両は、ウェイモの自動運転技術「Waymo Driver」を搭載した電動SUV「ジャガーI-PACE」。

 両社は2024年9月、テキサス州オースティンとアトランタにロボタクシーサービス「ウェイモ・ワン」を導入すると発表。オースティンでは最近サービスを始動したテスラに先立ち、3月からサービスを提供している。

 現在オースティンに本社を置くテスラは6月22日、招待客限定でロボタクシーの試験運用を開始した。同社の最新自動運転技術を搭載した電動SUV「モデルY」で、昼間のみ、限定区域内で運行しており、助手席には人間の監視員が乗っている。

 これに対しウェイモのロボタクシーは、オースティンやアトランタなどで監督者なしで運行しており、テスラ車にはない高度なライダー(光検知・測距装置)やレーダーなどのセンサー類も搭載している。

 ウェイモのサービスは、アトランタとオースティンではウーバー・アプリを通じてのみ利用可能で、サンフランシスコとロサンゼルスでは「ウェイモ・ワン」アプリで予約する。

 アトランタでは数十台のロボタクシーを投入しており、ウェイモは現在、米国で1500台以上の自動運転車(AV)を保有している。

 ウェイモとウーバーの提携は乗客輸送サービスに限定され、ウーバー・イーツなどの配達サービスは対象外。