Wednesday, October 09, 2024 7:10 AM

ステランティス、仏オラノとのEV電池リサイクル合弁を断念

 ステランティスとフランスの核燃料会社オラノ(Orano)は、計画していたEV用電池のリサイクル合弁事業を中止した。

 ロイターによると、両社は2023年に覚書を交わし、欧州と北米のステランティス・ギガファクトリー(大型工場)から出る使用済みEV電池や端材の再利用を支援するため、26年前半に電池材料の生産を始める計画だった。

 両社は「使用済み電池とスクラップのリサイクルを目的とした合弁事業の立ち上げ最終決定することはない」と述べ、別の商業的関係の可能性を模索していると表明した。

 合弁が実現すれば、プジョー、フィアット、ジープなどのブランドを持つステランティスは、車両電化とエネルギー転換に必要な電池に使えるコバルト、ニッケル、リチウムへのさらなるアクセスが得られるはずだった。