Thursday, October 31, 2024 6:58 AM

ボルボとダイムラートラック、車両ソフト合弁設立へ

 ボルボとダイムラー・トラックは28日、次世代の商用車向けソフトウェア開発を行う合弁会社の設立に向けて正式契約を交わした。両社が折半出資し、本社をスウェーデンに置く予定。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、合弁会社の主な目的は、ソフトウェアが機能や性能を決める「ソフトウェア定義型車(SDV)」向けの車両プラットフォームと、トラック専用のオペレーティングシステム(OS)を開発することにある。

 新会社は、自動車メーカーが独自のデジタル機能を開発する基盤として使えるOSとツールを開発する。両社はSDV向けのプラットフォームを使って自社のトラックやバスを生産し、合弁会社は他のメーカーにもサービスを提供する。

 合弁設立の手続きは、規制当局の承認を経て2025年前半に完了する予定。ボルボとダイムラー・トラックは、合弁以外のすべての事業分野では競合関係を続ける。