Tuesday, November 19, 2024 8:10 AM
VW、リビアンへの出資拡大〜58億ドルに、合弁設立へ
VWグループはEVメーカーのリビアン(Rivian、カリフォルニア州)への投資額を16%増の58億ドルに増やしたと発表した。両社はEV用アーキテクチャーとソフトウェア開発の合弁会社を設立する。
VWは6月、リビアンに50億ドルを投資すると発表していた。リビアンは小型で安価な電動SUV「R2」を展開する準備を進めており、VWからの出資受け入れは赤字の同社にとって生命線となっている。
リビアンのRJ・スカリンジCEOは「イリノイ州ノーマル工場だけでなく、ジョージア州でもR2を生産し事業を成長させるための資金が確保できる」と語った。
R2は、新アーキテクチャーを採用した最初の車両になる。VW傘下のオフロード車ブランド、スカウト・モーターズの新車も同じEVアーキテクチャーを採用する。
合弁会社の名称は「Rivian and VW Group Technology」。サブコンパクトカーを含むすべての関連する車両セグメントにおいて、両社の将来のEV向けに先進的な電動インフラとリビアンのソフトウェア技術を統合することを目的とする。
VWは、27年までに合弁会社に58億ドルを投資する計画。そのほか、VWは知的財産権のライセンスと株式取得のために13億ドル、将来の株式、手形、負債で最大35億ドルを投資する。
リビアンの最高ソフトウェア責任者(CSO)を務めるワシム・ベンサイド氏とVWグループのチーフ・テクニカル・エンジニア、カーステン・ヘルビング氏が合弁会社を率いる。
合弁会社の開発者とエンジニアはカリフォルニア州パロアルトを拠点とし、さらに現在3カ所で開発中の施設でも活動する。