Monday, November 25, 2024 6:09 AM

ウーバー、ポニーAIの米IPOで出資計画

 配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、トヨタが出資する自動運転技術開発の中国企業ポニーAI(小馬智行)が米国で実施する新規株式公開(IPO)で出資を計画している。

 ブルームバーグが関係者の話として伝えたところによると、ウーバーはポニーAIのIPOで1000万ドル以上の株式取得を計画しており、米国外での提携でポニーAIの技術の利用を検討している可能性があるという。協議は現在も進行中で、投資の規模はまだ確定していない。

 ウーバーは最近、アルファベットの自動運転車(AV)開発子会社ウェイモや人工知能(AI)を使った運転技術開発の英ウェイブ(Wayve)への非公開投資など、複数の自動運転技術企業との提携も発表しており、10月に米国でIPOを実施した中国のウィーライド(WeRide、文遠知行)ともアブダビでロボタクシー(自動運転タクシー)サービス契約を結んでいる。

 ポニーAIのIPOは、当初11月21日に公募価格が決まる予定だったが、規制当局の問い合わせへの対応で延期された。またこのIPOは、以前予定されていた1500万株から2000万株に上積みされ、価格帯は1株当たり11〜13ドルで、2億6000万ドルを調達する可能性がある。

 16年設立のポニーAIは、米国と中国で自動運転車両を開発・運営している。ポニーAIのIPOは、北京汽車集団や広州汽車集団なども出資に関心を示している。