Wednesday, February 05, 2025 6:03 AM

クライスラー、電動クロスオーバー開発を保留

 クライスラーは26年に投入する予定だった同社初の電動クロスオーバー車の開発を一時停止した。

 インサイドEVsによると、同社は関係する部品業者に対し、追って通知するまでプログラムは保留するため、直ちに支出を停止するよう通告した。

 今回の動きで同EVの発売時期は不透明になり、すでに数年遅れている発売がさらに遅れる。このEVは「C6X(CA)」のコードネームで呼ばれ、コンセプト車「Airflow(エアフロー)」の市販バージョンになると予想されていたが、開発サイクルに入って1年半後にデザインが完全に変更され、設計責任者は23年に「全く新しい方向に進んでいる」と話していた。

 その後、クライスラーは「Halcyon(ハルシオン)」コンセプトを発表し、ブランド第2のEVモデルになると見込まれた。「エアフロー」はクライスラーの現行モデルや旧モデルに似ていたが、「ハルシオン」はクリーンシート・デザインのようで、スタイリングは電動クロスオーバーにも採用されると見られている。

 クライスラーは26年に刷新されるミニバン「パシフィカ」と同型の「ボイジャー」の2モデルしか販売していないため、ラインアップに新しいモデルを必要としている。